開業当初なのにコンサルタントに依頼したほうがいいの?

行政書士に限らず士業事務所を開業した方は、スタートから売上をあげ、収入を得たいと考えていると思います。

そうしないと独立を応援してくれている家族を養えませんし、独立を決断して踏み出したご自分の生活もままならなく

なってしまいます。実際、開業当初から売上を上げる方法は色々あります。

・マーケティングを学んで実践する

・他士業事務所にあいさつ回りをする

・商工会などに加入して営業する

・交流会に参加して人脈を作る

・コンサルタントに依頼する

上記方法のすべてを私は実践しました。その結果、最も効率的で費用対効果の高い方法がわかりました。

それは「コンサルタントに依頼する」という方法です。

どうでしょう、「コンサルタントに依頼する」と聞いて、どんな印象をもたれましたでしょうか。

「本当に成果が上がるのか」

「高いんじゃないの?開業にコストがかかった上に、更にコンサルフィーもかかるの?」

「そもそも誰に依頼したらよいかわからない」

などなどです。私も全く同じ考えでした。しかし、その私がどのように考え行動し、その結果がどのようになったのか

のすべてを具体的に記したいと思います。

コンサルタントに依頼するか否か。

まず、最初に私の結論をお伝えします。

 

ズバリ「依頼するべきです。」

 

これは私自身の実体験から断言しております。以下にその理由などを列記します。

今の時代、コンサルタントという職業はとても多く存在します。

「○○コンサルティング,○○コンサルタント,○○専門のコンサルタント」などなど

コンサルタントの方々はマーケティングのプロであることが多いので、各分野の専門性を打ち出している方がほとんどで

す。そのため、少し検索すれば自分の事業と同じ分野に特化したコンサルタントの方が簡単に見つかります。

特にブログやSNSなどで検索するとたくさん見受けられます。

例えば「士業 コンサルタント」「ラーメン屋 コンサル」などいくらでも見つかります。

今日は、なぜ私がコンサルタントに依頼することをお勧めするのか。や、この数多く存在する「コンサルタント」って必

要?依頼した方が良いの?について書いていきたいと思います。

コンサルタントに対する私の過去の失敗

私は、父親と6年間商売をしていた期間がありました。

その頃の私は、一部上場企業に勤め、飛び込み営業しかしておりませんでしたので、マーケティングの「マ」の字も

知りませんでした。

そんな頃、学生時代の仲間が数名起業していました。その中には「経営コンサルタント」という業界で頑張っている

仲間もいて、その仲間たちと私と父の会社の経営について話したんです。するとマーケティングの「マ」の字も知らなかっ

た私には、彼のコンサルタントとして保有している知識はとても素晴らしく、驚きの連続で、即コンサルタント契約を締結

しました。

結果、記憶は定かではありませんが、半年ほどで契約を解消することになりました。

理由は明確で、私が「コンサルタントにお願いすれば全部やってくれて売上を上げてくれるものだ。」と思い込んでいたか

らです。

初月からやるべきことを教えてもらい、なんとなく取り組むものの、忙しさのせいにしてろくに取り組まず翌月を迎えまし

た。

そこで進捗確認をされ、何も取り組んでいないことを告げ「では今月もそれに取り組むように。」と言われただけ。翌月も

同じような内容で終わりました。

毎月決して自分にとって安い額ではなかったため、次第に「意味ないじゃん!」と身勝手に思い始めました。

結局、特に何の利益も上がらぬまま残ったのは支払ったマイナス経費と、かけた時間と少しの労力でした。

皆さんは当然お分かりのはずです。

  • コンサルタントはクライアントの会社の経営をしてくれるわけではない(そういう契約も一部ありますが)
  • コンサルタントは「利益を上げる具体的な方法」など、クライアントが求める結果に対する方法を教えてくれるのであって、あくまで行動するのは自分自身
  • コンサルフィーが発生す

などなどです。

これが当時の私にはわかりませんでした。全て真逆に考えていました。

コンサルタントに依頼するべき理由

では、なぜ私が過去、コンサルタントに依頼して失敗したにもかかわらず、コンサルタントへの依頼を強く勧めるのか。

それは、コンサルタントの方々はプロです。今のレベルにいたるまでに色々な経験,失敗,落とし穴,時間やお金の投資,

を経て今があります。皆さんが同じようにその変遷をたどることは悪いことではありません。経験は宝です。

しかし昨今、ビジネス業界は短いスパンで目まぐるしく変化します。あなたの事業のチャンスも多々逃すリスクがありま

す。したがって私は、その遠回り道を回避して、最短距離でコンサルタントの境地に至ってしまおうという考えなんです。

コンサルタントへの依頼は、大企業の間では当たり前になっております。

実際私も人材派遣業のホールディングス起業から、ある特別な業界のコンサルを請け負っております。

毎年数百万円の予算を組んでいます。

私の持論は、積極的にコンサルタントに依頼し、必死に努力し、そのスキルを盗み、自分のものにして、

自身の事業の利益をUPし、更にコンサルタントに依頼する。ことです。

その善循環を強くお勧めするのです。

どのコンサルタントに依頼すればいいの?

コンサルタントと一言で言っても誰に依頼すればいいの?

と思われると思います。私もそうでした。

では、私が考えて実践してきたコンサルタントの選定ポイントを挙げます。

  1. コンサルタントがその業界の専門化であること
  2. コンサルタントがその業界の実務経験があること
  3. 信頼に足る実績が証拠を挙げて公開されていること
  4. コンサルタントの顔や人となりがわかる画像や動画がネット上に公開されていること
  5. コンサルタントの得意としている分野が、自分の業界にマッチしていること

以上です。

1つずつ解説します。

1.コンサルタントがその業界の専門家であること

冒頭にも挙げたように、昨今コンサルタントは無数に存在します。

であるからこそ、各人マーケティングを駆使し、専門分野を絞っている方が多いです。

試しに検索してみてください。

例えば私は「行政書士」でもありますので、

「行政書士 コンサル」,「士業 コンサル」,「行政書士 アドバイザー」,「士業 集客コンサル」などです。

業界によっては、無数に出てきます。

その中で私は全てのホームページやランディングページや動画を観て、上記1~5を満たしているか否かを判断していきま

した。

あの業界もこの業界もまんべんなくできます!というコンサルタントよりも、他の業界に関してはできませんが、この業界

に関しては誰にも負けない専門家です!というコンサルタントの方が頼れます。深く知っているからです。

2.コンサルタントがその業界の実務経験があること

「自分は実際にその業界の経営経験があります!」というコンサルタントは強烈な強みだと思います。

失敗から得たものも多いでしょうし、実体験からの成功事例も多く保有されていると推察できます。

その分、あなたの事業の前に立ちはばかる壁への対処法も熟知している可能性が高いです。

1.とも共通しますが、より深いアドバイスや方法を提示してくれて、それが実体験に則っている。すなわち再現性が

高いということになります。それはいくらの費用であってもその価値があると思います。

3.信頼に足る実績が証拠を挙げて公開されていること

SNS,ホームページ,等々で、コンサルタント自身の実績を公表している方を見つけてください。

実績に勝る信用は有りません。

しかし、虚偽の実績を作ろうと思えばいくらでも作れてしまうのもまた事実です。

したがって、画像や動画、あなたが信用できる限りの証拠を公表している方に依頼してください。

では、新人コンサルタントの方はどうでしょう。新人コンサルタントの方は実績も乏しいため、あなたが納得できる実績を

公表できていないかもしれません。

しかしそれならばそれで、モニター料金であったり、サービス内容の拡充であったりによって補えていれば依頼する価値が

あることもまた事実です。

4.コンサルタントの顔や人となりがわかる、画像や動画がネット上に公開されていること

我々にとって「事業」とは人生においてとても大きなセクションです。

そのかじ取りをアドバイスしてくれるのがコンサルタントなので、付き合いはとても密になります。

したがって、選考の段階においてコンサルタントの人間性や態度、人となりを知ることは、お互いの時間を無駄にしないた

めにもとても重要であります。

当然、相性があるため一概には言えませんが、あなた自身のインスピレーションを大事にしてみてください。

そのためにも画像や動画などの判断材料が多ければ多いほど良いのです。

5.コンサルタントの得意としている分野が、自分の業界とマッチしていること

これは、判断が難しい可能性がありますが、極端な例で言うと

B to Bのビジネスをしているあなたの会社のコンサルを、「Google広告を最適に運用して集客をすることが得意なコ

ンサルタント」の方に依頼するのは、高い費用対効果は期待できません。

また、行政書士事務所の売上を上げたいあなたが、「クラウドファンディングのことならお任せください!」というコンサ

ルタントに依頼するのも同じです。

要は、コンサルタントも得意分野は多種多様なので、自分の事業に相乗効果が出せる分野のコンサルタントを見定める必要

がある。ということです。

事業を運営していく上で、多くは「集客」に悩むと思います。

「集客」と一言で言っても、「SNS」「チラシ」「web広告」「イベント」「口コミ」

など色々な方法があり、それぞれに専門家がいます。自分の事業にどれがマッチするのか、ご自身で考えてみてください。

そして、この方だ!と思ったら直接問い合わせて、「自分の事業を伸ばすためにあなたができることは何ですか?」と問い

かけてみてください。

まとめ

私は自分の事業を伸ばすためにコンサルタントの力を借りることに大賛成です!

それは、コンサルタントの方々が投じてきた費用や時間、労力を同じだけ自分で投じなくても済むからです。

そして私自身の失敗から、どのようなコンサルタントを選べば最も費用対効果が高くなるかを知りました。

あなたがもし、ご自身の事業を今よりもっと成長させたいならば先に述べました1~5の項目を意識して数多いるコンサル

タントの中から最適な方を探し当ててください。

積極的にコンサルタントを使い倒して、あなたのビジネスを大きく成長させてください!!